おはようございます。
「致知」にイエローハット相談役 鍵山秀三郎氏が巻頭の言葉として、賞味期限について興味深いことを掲載しておりましたのでご紹介します。
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今の日本人は、食べ物の賞味期限にとても敏感になりました。
誰であっても作りたての新鮮な物を望むのは当然であり、その気持ちはよくわかります。しかし、賞味期限に過剰とも言える反応をすることによって、まだ十分に食べられるものまで廃棄するという、多大な無駄が生じ、国家的な大損失を招いています。
かつての日本人はもっと大らかであり、自己の判断と責任において選びとっていました。他社の決めた基準に頼らないことから、偽られることもありませんでした。
今は他社の基準に頼りきっているため、偽られることも多くなりました。決められた期限を偽ったり、規則を破ったりすることは許されませんが、そのような恥ずべきことをせざるを得ないところまで追い込む消費者側も、その姿勢を改めるべきでありましょう。
現代の人々の過剰な反応を、人間の進歩・成長ととらえていいのでしょうか。
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コンビにで期限切れの商品を廃棄する映像がテレビで放送されますが、本当にもったいないことだと思います。(私なら食べます)消費者もマスコミに誘導され、過剰に反応することが当たり前と思うように洗脳されている気がします。
論語に「信」「義」「仁」とありますが、約束を決して破らないと言うのが「信」。「義」とは正しいことを行うこと。「仁」とは相手の立場になって物事を考えること。こういった倫理的価値観が今の日本は急激なスピードで欠落していっている気がします。
福田さん、一刻も早く、日本の教育、日本人の倫理観を立て直してください。お願いします。
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