今週の倫理

おはようございます。今朝もMS参加してきました。今日の講師は瀬下建設工業㈱の瀬下社長でした。全国区の社長ですが、南秋訛りが私には心地よく聞こえ、親近感を覚えました。
さて今日はこれから作業着に着替え、現場の草刈です。(芝刈りではありません)軽トラで出発だす。

今週の倫理を掲載します。
事業を営むN氏が足元の実践として、日夜心がけていることがあります。それは〈即行〉と〈朝起き〉の実践です。
事業が振るわなかった頃、師事していた先輩経営者から「『悟り』は『差取り』」と教えられたことが契機となりました。
①気づきと実行との差を取る
 事業経営は一瞬一瞬が真剣勝負、常にチャンスとピンチが交錯しています。変化の激しい環境下では、チャンスをつかみピンチを未然に防ぐことが、重要な分岐点となることは言うまでもありません。
気づきによって得た好機をしっかりつかむのが「即行(気づいたらすぐ実行する)」です。躊躇していては、あっという間に「好機」ではなくなり、「まぁいいや」という妥協が命取りになりかねません。好機をみすみす手放すのと同じことです。
 気づいたら即行動。すぐ行動に移せない時にはメモをとる、手帳に書き込む、不明な点は確認する、社員に指示する。「気づきっ放し」では意味がないのです。
 気づきっ放しが重なれば緩み・怠惰となり、諸動作に締まりがなくなります。仕事に積み残し・滞りが多くなり、時間に追われるようになります。その時に急ぎの仕事でも入ってこようものなら、更に先延ばしとなります。その結果、焦りから対応が雑となり、漏れ(クレーム・事故)が生じてくるのです。
②大自然との差を取る
即行のバロメーターであり最適な訓練が「朝起き(目が目覚めたらサッと起きる)」です。誰にでも一日一回訪れる、その日最初の「目覚め」という気づきにすぐ対応するのです。寝床の温もりの誘惑を断つ実行力が、一日の働きをより充実したものにします。
日の出と共に起き、日の入りと共に休む。これは大自然のリズムに合わせた、人間が本来持っているリズムです。それを夜更かしや朝寝によって崩しては、体や心のバランスを害することが多くなるのは当然です。
夜には空気を浄化する大自然の営みがあります。そのため朝一番の空気は澄み、太陽の光はやわらいだものとなります。早朝の陽射しを浴び、清浄化された空気を吸い込むと、体内は活性化していきます。これも大自然と人間のリズムです。
「あと五分…」と布団の中でグズグズしていては、その日一日の働き(即行)は心もとないものとなるでしょう。
 即行と朝起きの実践に取り組み始めたN氏。いつの間にか会社にかかってくる電話が減っていることに気がつきました。「まだですか」「いつになりますか」「あの件はどうなっていますか」という電話がなくなっていたのです。先手で動いているため、顧客に不安や疑問を抱かせません。併せて対応が早いため、クレーム・事故による損失も減っていきました。要所を締めることにより、短時間で多量の仕事が処理されていたのです。
 好感度が高く、業績の良い会社の共通項は「仕事が速い」こと。仕事が速く朝に強い社風の構築を目指し、N氏はますます即行・朝起きに取り組んでいます。

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